建売住宅の見学にあると便利な持ち物とは?見学のポイントや注意点も解説!

購入の豆知識

二見 敬祐

筆者 二見 敬祐

不動産キャリア11年

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物件のお引き渡し後も頼られるとこちらも嬉しくなりますので、何でも頼ってください!

建売住宅の見学にあると便利な持ち物とは?見学のポイントや注意点も解説!

建売住宅とは、土地と建物がセットで売られている不動産のことをいいます。
すでに完成していたり、モデルルームがあったりして内部を見学しやすいことが、建売住宅のメリットのひとつです。
そこで、建売住宅の見学に必要な持ち物やチェックのポイント、注意点について解説します。

建売住宅の見学にあると便利な持ち物とは?

建売住宅の見学にあると便利な持ち物とは?

建売住宅の見学は、室内の実際の様子を確認し、購入後の生活をイメージする大切な機会です。
そのため、チェックしやすいように十分な準備をしたうえで、見学に臨む必要があります。
見学をより良い機会とするために必要な持ち物は次のとおりです。

間取り図

見学する建売住宅の間取り図です。
事前に受け取っておくと、チェックしたいポイントを事前にリストアップできます。
間取り図で気になった場所は、見学時にご自身の目で確かめたり、案内の担当者に質問したりすると良いでしょう。
見学当日に寸法を書き込む際にも利用できます。

チェックリスト

間取り図を見て気になったところや、重点的にチェックしておきたいところ、一般的なチェックポイントなどをリスト化し、持参するとよいでしょう。
それにより、チェック漏れを防ぎながら、効率的に見学できます。
建売住宅を見学する際のチェックポイントについては、次の章で解説します。

筆記用具

間取り図に寸法を書き込んだり、チェックリストにチェックをしたり、そのほかに気になった点をメモしたりする際に役立ちます。
見学時には、細かいことでもメモを取っておくと良いでしょう。

メジャー

冷蔵庫置き場の寸法はどのくらいか、使用中の洗濯機は搬入できるのかなど、建売住宅の各部分のサイズを測る際に使用します。
家電置き場、廊下、階段、玄関などの寸法を間違えてしまい、家具家電を搬入できないケースは珍しくありません。
しっかりと測るためにも、メジャーが必要です。

カメラ

メモで情報を文章化することも大切ですが、写真に残しておくことも重要です。
カメラで撮影すると、時間が経っても鮮明に確認できたり、見学に出席できなかった方に実際の様子を見せることができたりします。

コンパス

日当たりを重視したい方、新居に風水の考え方などを取り入れたい方には、コンパスがあると便利です。
なお、筆記具やカメラ、メジャー、コンパスなどは、スマートフォン一台で代用できる可能性があります。
スマートフォンを利用すると、持ち物が少なくなり、身軽に見学できる点がメリットです。
ただし、電池が切れる可能性もあるため、筆記具などは持参したほうが良いでしょう。

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建売住宅を見学する際のチェックポイントとは

建売住宅を見学する際のチェックポイントとは

建売住宅の見学で使用する持ち物を準備したら、次はチェックすべきポイントを確認しましょう。
見学時には、家を一軒チェックすることになるため、一つひとつ念入りにチェックしていては日が暮れてしまいます。
時間に余裕のある方は、じっくりと見学することができますが、そうでない場合はポイントを押さえ、効率良くチェックすることが大切です。
建売住宅を見学する際の主なチェックポイントは、次のとおりです。
ただし「主な」チェックポイントであるため、ご自身にとって重要な部分も必要に応じて追加してみてください。

チェックポイント①室内

室内のチェックポイントとして挙げられるのが、ドアや窓の開閉方向です。
引き戸なのか開き戸なのか、左右のどちらが開くのかなどによって、ほかの家具家電の位置や生活動線に違いが生じます。
室内に大きく開くドアや窓がある場合は、開く部分に家具家電を設置することはできません。
間取り図と筆記具を使用してメモを残したり、カメラやスマートフォンで写真に撮っておくと良いでしょう。
また、窓の位置によっては、日当たりや通気性が悪い可能性もあります。
室内のチェックポイントとしては、クロスや床の傷みの有無も大切です。
購入が決まっている建売住宅の見学会で傷を見つけた場合は、引き渡しまでに修理を依頼することもできます。
2階建て以上の建売住宅では、上の階の足音などが下の階に過剰に響かないかどうかもチェックすると良いでしょう。
建売住宅の購入後は、その家で毎日生活することになります。
些細な足音であっても、見学時に気になる場合は住みにくさの原因となるかもしれません。

チェックポイント②水回り

水回りは汚れやすく、汚れが目立ちやすい場所でもあります。
そのため、室内でも水回りはとくに重要なチェックポイントです。
通水できるか、水漏れがないかなどの基本的な性能のほか、使い勝手は良いか、家事動線に問題はないかなどを確認しましょう。
一見便利そうに見えるキッチンであっても、実際には狭すぎたり、使用する方の身長に合わなかったりするかもしれません。
実勢の生活をイメージして、具体的にチェックすることをおすすめします。
汚れた際に掃除は容易か、交換・修理ができる素材かなどもチェックポイントです。

チェックポイント③電気設備

電気設備は、生活とは切っても切れないものです。
きちんと作動するか、危険性はないか、使い勝手は良いかなどをチェックしましょう。
コンセントの数や位置、エアコンのサイズなども普段は意識しないものの、生活を送るうえでは重要なポイントです。

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建売住宅を見学する際の注意点とは

建売住宅を見学する際の注意点とは

建売住宅を見学する際の持ち物やチェックポイントの確認が完了したら、実際に見学をおこないましょう。
見学時には、次のような注意点があります。

注意点①家族全員で見学する

建売住宅の見学には、その家で暮らす家族全員が参加するようにしましょう。

使い勝手の良し悪しや、チェックしたいポイントなどは、人によって異なります。
複数人の目をとおすことによって、一人では気付かなかった問題点が浮き彫りになることもあるかもしれません。
購入後に全員が快適な生活を送るためにも、家族全員で見学することが大切です。

注意点②オプション品かどうか確認する

見学時に室内に設置されているものは、追加費用を支払う必要があるオプション品かもしれません。
建売住宅のオプションとして多いものは、次のとおりです。

●カーテンレール
●エアコン
●テレビアンテナ
●カーポート
●外構


見学時にオプションとして設置されている様子を見て、追加したいと考える方もいることでしょう。
現在ついている設備のどれが標準品でどれがオプション品なのか、またオプション品を追加する場合はいくらかかるのか、確認することをおすすめします。

注意点③周辺環境も確認する

モデルルームではない建売住宅を見学する場合は、周辺環境のチェックを忘れないようにしましょう。
室内や外観、金額などに気を取られがちですが、周辺環境も住みやすさを大きく左右する要素のひとつです。

●最寄り駅までの距離
●買い物環境
●治安
●音やにおい
●トラブルになりそうな建物の有無


上記が、周辺環境の主なチェックポイントです。
交通や買い物の利便性はもちろんのこと、街灯などの防犯設備はあるか、音やにおいを発するものはないか、倒壊しそうな空き家などトラブルの原因となるものはないかなどを確認すると良いでしょう。

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まとめ

建売住宅の見学は、実際の室内を確認し、購入後の生活をイメージできる良い機会です。
建売住宅を見学する際には、間取り図・チェックリスト・筆記用具・メジャーなどを持参することをおすすめします。
持ち物を準備したうえで、室内から周辺環境まで、チェックポイントを押さえて確認するようにしましょう。


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