中古住宅の購入前に知るべき内覧の基礎知識とは?確認すべきポイントを解説
マイホームを探しているお客様から、内覧で確認しておくべきポイントが知りたいと相談されるケースが多いです。
内覧する際の基礎知識やチェックポイントを理解しておくと、購入したほうが良い物件かが見えてくるでしょう。
今回は中古住宅の購入前の内覧に関する基礎知識とチェックポイント、売主への確認事項を解説します。
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中古住宅を購入する決め手になる内覧の基礎知識とは
中古住宅を買う際は、物件情報や間取り図だけでなく、現地を訪れて建物の状態を確認するのも大切になります。
内覧では間取り図ではわからない建物の劣化具合や設備状況などがわかるでしょう。
売主に好印象を持ってもらうために、内覧する際に必要な持ち物やマナーなどの基礎知識を身につけておくべきです。
持ち物
内覧でよくある失敗例で室内の広さが想定していたよりも狭く、大型家具が入らなかった、コンセントやテレビの配線の位置が良くなかったケースがあります。
メジャーやカメラを持参しておくと、部屋の寸法を計測でき、室内の配線の位置を記録できます。
複数の物件を見ると、それぞれの建物の外観や室内の状態を忘れてしまいやすいため、さまざまな角度から撮影するのがポイントです。
また、部屋が南向きであれば1日をとおして日差しが入り、北向きは反対に日差しが入りにくい特徴があるため、快適な暮らしをするために日当たりは重要です。
日当たりを確認するために、方位磁石が役立ちます。
そのほかに、間取り図と筆記用具、メモ帳もできれば用意しましょう。
間取り図や筆記用具は不動産会社が用意してくれますが、周辺施設や物件の特徴などが記載されている間取り図ですとサイズが小さくてメモが書き込みにくいです。
拡大した間取り図を持ってきていると、余白に書き込みしやすくなるでしょう。
マナー
中古住宅の購入は高い買い物であり、内覧でできる限り多くの情報を得たいと考える買主が多い傾向にあります。
物件の売買は売主と買主の双方の合意があって商談が成り立つものになります。
購入希望者が複数いる場合、内覧での印象で判断するケースもあるため、相手から好印象を抱いてもらうにはマナーを大切にする姿勢が大事です。
室内の様子をカメラやスマートフォンで撮影する際は、勝手に撮影するのではなく、住んでいる方へ許可をもらってからになさってください。
また、大声で話すと近所の方へ売却に出しているのが筒抜けになったり、騒音トラブルへと発展したりする可能性があります。
無理に小声で話す必要はありませんが、声量は意識する必要があります。
そのほかに、貴重な時間を割いて生活の様子を見せてもらうとの意味で、手土産を用意される方がいますが、手土産は不要です。
手土産を渡されると、これから価格交渉されるのではないか、お茶を出さなければいけないのかとかえって売主を不安にさせてしまうでしょう。
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中古住宅を購入する際での内覧のチェックポイント
実際に中古住宅を訪れると、確認しておきたいポイントを見逃してしまったケースがよくあります。
中古住宅は新築と異なり、人が住んでいる場合が多いため、短時間で物件の良し悪しを判断する必要があります。
外観と室内、周辺環境の3つのチェックポイントを意識すると後悔しない時間になるでしょう。
外観のチェックポイント
外壁や屋根、軒下、基礎の4つに問題ないかを見ておくのが大切です。
外壁で傷んでいるところや大きなひび割れがあると、雨漏りしやすく建物の劣化するスピードが進みます。
幅が0.3mm、長さが1m以上のひび割れがある物件は注意しましょう。
屋根材である瓦やトタンのズレや破損、塗装が剥がれていないかを見るのもポイントです。
屋根や軒下の破損を放置してしまうと、雨漏りの原因になるだけでなく、湿気でシロアリやカビが増えやすいです。
基礎にひび割れがある場合は床や柱がゆがんでおり、家が傾いている可能性があります。
室内のチェックポイント
室内を見るポイントとして、玄関ドアや扉、窓がスムーズに開閉できるかどうかチェックしましょう。
開閉がスムーズでない場合は床が傾いている可能性があり、地盤改良をはじめとして大規模な改修工事が必要になる可能性が高いです。
ビー玉を転がしたり、水平器を当てたりするのも、床が水平であるかを簡単に確認できるでしょう。
室内のにおいは現地でしかわからない情報であり、内覧でチェックしておきたいポイントといえます。
もしカビのにおいが充満していれば、湿気により家が傷んでいる可能性があります。
リビングに限らず、クローゼットや押し入れの状態がどうかも見ておくべきです。
居住者のプライバシーに関わるため、居住者の了承を得てからクローゼットや押し入れの中を見てください。
周辺環境はどうかを確認
物件を購入する際は建物の外装や内装にくわえて、立地や治安などの周辺環境も大切になります。
気になる物件があったときは、その物件での暮らしをイメージしながら周辺環境をチェックしましょう。
治安は問題ないかを知る方法として、警視庁や自治体が公表している犯罪情報マップや交通事故発生マップでは、過去に起きた犯罪や交通事故が発生した場所が確認可能です。
物件から近い場所にあるスーパーマーケットやコンビニエンスストア、病院、学校へのアクセスのしやすさも重要です。
勾配の急な坂はないか、車通りが多くて危険でないかを見るのは、インターネットで調べても得られにくい情報のため、現地を訪れた際は確認しましょう。
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中古住宅を購入する際に売主に確認すべき内容
中古住宅の内覧は人が住んでいる場合が多く、売主に直接質問できる貴重な機会といえます。
売主に質問する際は、インターネットでは得られない情報を聞くのがポイントです。
近所つき合いはどうか
近隣に住んでいる方や町内会の雰囲気はどうか、1年間に大きなイベントがあるのかを質問すべきです。
昔から住んでいる人が多い町内会と、住人の入れ替わりが多い町内会では、雰囲気が大きく異なります。
また、子どもやペットの有無がわかると、どのような近所関係が築けるのかイメージしやすくなります。
もし質問しにくい状況であれば、近隣の家の前や庭から推測できるでしょう。
過去の災害状況・避難場所を聞く
自治体が発表しているハザードマップには、津波や洪水、土砂災害などの自然災害が起きるリスクが確認可能です。
しかし、売主に地震や台風が発生したときの被災状況を確認するのも大切になります。
根掘り葉掘り聞くのは売主に不信感を与えるため、世間話の雰囲気で床下と床上浸水の有無、地震の揺れ具合をさりげなく質問しましょう。
さらに、緊急避難場所はどちらなのか、物件から避難場所までのルートも確認しておくべきです。
売却理由と引渡し希望時期を聞く
プライベートに関わる問題のため踏み込んだ質問ではありますが、売却の理由を聞いておくと購入すべき物件かどうかの判断材料になるでしょう。
たとえば、商業施設が不便になった、近所トラブルがあったなどが原因で売却するのであれば、購入後のトラブルを事前に防げます。
離婚や住宅ローンなどデリケートな理由で売る場合もあるため、売却理由はあらかじめ不動産会社へ確認するのをおすすめします。
引渡しの時期は現在住んでいる方が引lっ越しされるスケジュールに影響するでしょう。
買主は引渡しの時期を決められないですが、買主の希望に応じて時期を調整してもらえるケースもあるため、内覧のタイミングで不動産会社へ確認したほうが良いです。
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まとめ
中古住宅の購入における内覧は、物件情報や間取り図だけでなく、現地を訪れて建物の状態を確認する重要なプロセスです。
内覧では、建物の劣化具合や設備状況を把握し、売主に好印象を持ってもらうためのマナーを意識することが求められます。
また、近所つき合いや過去の災害状況、売却理由と引渡し希望時期など、インターネットでは得られない情報を得ることも重要です。
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