転職は住宅ローンの審査に影響がある?申し込みについて解説
マイホームを購入する場合、住宅ローンの審査を受けなくてはなりませんが、当事者によっては転職のタイミングと被る場合があります。
この場合、審査にどのような影響を与えてしまう恐れがあるのでしょうか。
また、今回は住宅ローン審査の申し込みタイミングや、返済中の注意点にも触れているので、参考にしてみてください。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
小倉エリア周辺の売買・投資物件一覧へ進む
住宅ローンに転職が与える影響とは
住宅ローンに対して転職は、さまざまな影響を与える恐れがあります。
以下で詳しく見てみましょう。
審査がとおりにくくなる可能性も
マイホームを購入する場合、住宅ローンを組む方がほとんどです。
これは、家を購入するときに多額の費用がかかるためです。
実際にマイホームの購入は一般的に、人生のなかでもっとも大きな買い物とも言われています。
そのため、まとまった資金を一度に支払うのが難しい方は、ローンを組んで融資を受けて、少しずつ返済していく形で家を購入するのです。
ローンを組むためには、クレジットカードやキャッシングのように審査が必要です。
審査では主に契約者の返済能力の有無をチェックされますが、職場が変わる場合はこの審査にとおりにくくなる場合があるため、注意しなくてはなりません。
なぜ審査がとおりにくくなるのか
そもそもなぜ職場が変わるとローンの審査に影響が出るのでしょうか。
これは、安定した収入が見込めないと考えられるためです。
職場が変わったばかりの場合、その方にとっては「環境が合っていない」と感じ、また別の会社に転職してしまう可能性があります。
また、転職を何度も繰り返している場合は、より審査通過が難しくなるでしょう。
何度も職場を変えていると、当然ながら収入も不安定になるため、返済能力が十分にあるとは判断できません。
一般的なローンの審査要件としては、勤続年数が3年以上であると定められています。
そのため、3年以下の場合はどうしても審査にとおりにくくなるのです。
転職を隠していたらバレないのか
たとえ住宅ローンを利用したいからといって、実際とは異なる勤続年数を伝えても意味はありません。
職場が変わった履歴は、ローンを申し込む際に必ず確認されるからです。
契約申込書には、過去の転職履歴を記載する場所があります。
また、契約の際には保険証を提示するよう言われるため、その時点で転職したのがバレてしまいます。
さらに、職場へ勤続年数・在籍確認が入るケースが一般的なため、嘘をつこうとしてもすぐに発覚してしまうのです。
▼この記事も読まれています
マイホーム購入時の住宅ローンはどう選ぶ?3つの観点から解説!
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
小倉エリア周辺の売買・投資物件一覧へ進む
住宅ローンの申し込みは転職の前後どちらが最適?
そもそも住宅ローンの申し込みは、転職をする前と後どちらがいいのでしょうか。
以下でタイミングを見てみましょう。
基本的には転職前がベスト
転職の予定が決まっている場合、ローンの申し込みはその前のタイミングに済ませておきましょう。
この理由は、先述した「勤続年数」が関係しています。
たとえばある会社に5年間勤めていた場合、住宅ローンの審査では安定した収入があるとみなされるため、審査に通過する可能性が高くなります。
しかし、転職した後に申し込んでしまうと、勤続年数がリセットされた状態になるため、審査に通過できなくなる可能性が高くなるのです。
転職前のタイミングであれば、ローンの結果が出てから新たな職場で働けます。
また、ローンの申し込み前に転職している場合、金融機関から理由を尋ねられる場合があります。
これは、申し込み者が頻繁に職場を変えるような方ではないか確認するためです。
もし転職後にローンを申し込んだ場合、さまざまな質問に対する回答を考えておかなくてはなりません。
しかし、職場が変わる前の時点で申し込んでおけば、こうしたデメリットによる影響を受けずに済むでしょう。
転職後の申し込みは可能
ここまでで解説したように、職場が変わってからの申し込みは、ローンのとおりやすさに悪影響を与えてしまうと考えられます。
しかし、申し込みは可能であり、なかにはメリットがあると考えられる要素もあります。
たとえば、職場が変わってからローンを申し込むと、ある程度マネープランが明確になってから対応できるため、計画的にマイホームを購入できるでしょう。
「今後どのように返済していくか」もイメージしやすくなるため、職場が変わってからのほうが計画は立てやすくなると感じる方も少なくありません。
職場が変わってからであれば、実際に支出に応じて返済計画が立てられるため、予定外のトラブルが起きた際にもスムーズに対応できます。
ただし、そもそも審査にとおりにくくなるデメリットがあるため、基本的には職場が変わる前の申し込みがおすすめです。
▼この記事も読まれています
住宅ローンの審査基準とは?とおりやすくするための対策も解説
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
小倉エリア周辺の売買・投資物件一覧へ進む
住宅ローン返済中の注意点
住宅ローンを返済中の場合、転職をしなくてはならないときにどのような注意点を意識すべきなのでしょうか。
以下で詳しく見てみましょう。
ローン条件は同様
もしローンを問題なく組めた場合、その後職場が変わったとしても、もともとの借り入れ条件は変わりません。
そのため、たとえばローンを組む前よりも収入額に変化があったとしても、借り入れ条件はそのままとなります。
また、借り入れ条件がそのままだったとしても、職場が変わった場合は届け出が必要です。
これはうっかり忘れてしまう方が多いため、忘れずに対応してください。
そもそも届け出は金融機関に対する義務として定められているため、面倒だからといって申告せずにいるのはNGです。
もちろん職場が変わったからといって、融資を受けられなくなる心配はありません。
住宅ローン控除にも手続きが必要
住宅ローン控除を利用している場合は、別途手続きが必要となります。
この手続きも職場が変わった旨の連絡と同様に忘れてしまいがちなので注意してください。
たとえばローン返済中に職場が変わった場合でも、年末まで在籍していた場合、手続きは転職先でおこなう流れとなります。
所得税は前職と転職先の給与が合計されて計算される仕組みのため、この場合は新たな職場に前職の源泉徴収票の提出が必要です。
源泉徴収票を紛失してしまった場合は、職場に問い合わせると再発行をしてもらえます。
また、年末調整で住宅ローン控除を受けるためには、各種書類が必要になるため、忘れずに準備しておきましょう。
準備が不十分だと、控除を受けられなくなる恐れがあるため、スムーズに対応できるよう対策しておいてください。
返済計画を立てる
ローンを組んだ場合は、今後の返済計画を明確にしておきましょう。
何となく月々の収入で返済しておくつもりだと、万が一の事態が起こった際に対処できなくなります。
たとえば病気になったりケガをしたりなど、さまざまな事情によって収入が減ってしまうケースも考えられます。
このような事態が起こった場合、ローンの返済どころか、生活費を捻出するのも難しくなる可能性もあるのです。
こうしたトラブルが起こった場合でも、問題なく生活できるように、返済計画を立ててください。
たとえばケガや病気などに備えて貯金をしておく、キャリアアップを目指して働き収入を増やすなどが挙げられます。
また、当然ながらローンの支払いが遅延しないようお金を管理するのも大切です。
しっかり計画を立てられていれば、不測の事態にも対応できるため安心です。
マイホームでの暮らしを快適にするためにも、返済中のトラブルに対応できる環境を構築してください。
▼この記事も読まれています
住宅ローンの借り換えとは?借り換えの活用法とメリットも説明
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
小倉エリア周辺の売買・投資物件一覧へ進む
まとめ
職場が変わるタイミングによっては、住宅ローンに大きな影響を与えます。
審査にとおりにくくなる恐れがあるため、基本的には職場が変わる前に申し込むのが推奨されています。
また、返済中は手続き・申請を忘れない、返済計画を立てるなどに注意しておきましょう。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
小倉エリア周辺の売買・投資物件一覧へ進む