老後は一戸建てとマンションのどちらが良い?メリット・デメリットを解説
年齢を重ね、いわゆる「老後」が近づいてくると、今後の生活について悩む方が多いでしょう。
その際、一戸建てに住み替えるべきか、マンションに住み替えるべきかという大きな課題に直面します。
本記事では、老後の住まいとして一戸建てとマンションのどちらが良いのか、それぞれのメリット・デメリットや向いている方を解説します。
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老後に住むならどっち?一戸建てのメリット・デメリット
一戸建てとマンションのどちらが向いているかは、ライフスタイルや家族構成によって異なります。
老後においては、一戸建てに住むと、以下のメリット・デメリットがあります。
メリット①資産として残せる
「老後の生活資金は、1人あたり2,000万円以上が必要」といわれますが、足りるか不安に思う方もいらっしゃるでしょう。
老後までにこれだけの貯蓄ができれば良いのですが、子どもの学費などさまざまな理由で貯めることが難しい方も少なくありません。
そこで注目されているのが、自宅を活用して資金を得る「リースバック」や「リバースモーゲージ」です。
リースバックとは、自宅を一度売却し、その後もその家を借りて住み続けることができる取引です。
リバースモーゲージとは、自宅を担保にして融資を受ける制度を指します。
どちらの方法も基本的に一戸建てが対象となっているため、マンションよりも一戸建ての方が資産を活用しやすい点がメリットです。
メリット②身内だけで静かに広々と暮らせる
年を取るにつれて、身体や心の不調を感じる方が増えてきます。
一戸建ての大きなメリットは、子どもの世帯と同居がしやすい点です。
たとえ今すぐ同居を考えていなくても、将来的に改築や建て替えをおこなうと、二世帯住宅にすることができます。
メリット③自由な生活ができる
マンションは集合住宅のため、騒音や共用部の利用に気を遣いますよね。
それに対して、一戸建ては自分たちだけで暮らせるため、よりプライバシーを保つことができます。
たとえば、幼い孫が訪ねてきても、足音や騒音を気にせずに室内や庭で思いっきり遊ばせることができます。
楽器の演奏やペットの飼育についても、他人の許可を得る必要がありません。
さらに、バリアフリー化などの改装も、自分の判断で自由におこなうことができます。
このように、一戸建てなら他人の目を気にせず、管理規約に縛られることなく、自分のペースで趣味を楽しみながら静かに暮らすことができる点が大きなメリットです。
デメリット①維持管理に手間がかかる
一戸建ては、マンションと違って維持管理を自分でおこなう必要があります。
マンションでは管理人が共用部分の掃除をおこないますが、一戸建てでは室内外すべての掃除やメンテナンスを自分でおこなうか、業者に依頼する必要があります。
そのため、時間や手間、費用がかかる点がデメリットです。
デメリット②交通の便が悪い
一戸建ては郊外にあることが多く、公共交通機関が十分に整っているか確認することが重要です。
運転免許証を返納した後、移動が困難になる可能性があります。
デメリット③セキュリティの問題
一戸建ての大きなデメリットはセキュリティが低いことです。
高齢者の一人住まいは空き巣や強盗の標的になりやすく、マンションに比べて侵入が簡単です。
セキュリティ会社のサービスを利用することもできますが、その分、費用がかかるでしょう。
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老後に住むならどっち?マンションのメリット・デメリット
老後の住み替え先としてマンションを選ぶ際のメリットとデメリットは、以下のとおりです。
メリット①利便性がいい立地に住みやすい
マンションは多くの場合、駅周辺など利便性の高いエリアに建っています。
駅周辺には商業施設が多く、栄えているため、運転免許証を返納した後でも買い物や通院がしやすい点が大きなメリットです。
メリット②掃除やメンテナンスが楽
一戸建てに比べて、マンションでは室内外の維持管理の手間が少なくて済みます。
マンションの共用部分は管理人や管理会社がメンテナンスをおこなうため、入居者はその手間を省けます。
また、マンションには室内に段差や階段がないことが多く、移動が楽です。
階段を上り下りする必要がないため、身体への負担を軽減できます。
メリット③充実したセキュリティ設備
警察庁のデータによると、一戸建てはマンションに比べて侵入窃盗の被害が多いことがわかっています。
老後の生活において、犯罪被害を心配する方も少なくありません。
一戸建ての場合、セキュリティ設備は自分で導入する必要がありますが、マンションではオートロックや防犯カメラが設置されている物件が多く見られます。
とくに管理人が常駐しているマンションでは、トラブルが発生しても迅速に対応してもらえるため、より安心して暮らすことができます。
デメリット①管理費や維持費がかかる
マンションには管理の手間が省けたり、セキュリティ設備が充実していたりと多くの利点がありますが、その分、毎月の管理費や維持費がかかる点がデメリットです。
管理費や維持費は、築年数が古くなるほど高額になる傾向があります。
デメリット②災害時の避難の難しさ
マンションのもう1つのデメリットは、災害時の避難が難しい点です。
災害時にはエレベーターが使用できなくなるため、階段を使って避難しなければなりません。
足腰が弱っている方にとって、階段を使った避難は大きな負担となります。
マンションを住み替え先として選ぶ際は、居住階をよく検討することが重要です。
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老後の住み替えで一戸建て・マンションが向いている方の特徴
老後の住み替えにおいて、一戸建てのメリット・デメリットはマンションのそれと密接に関連しています。
そのため、ご自身のライフスタイルや希望する老後の暮らしを考慮して、一戸建てかマンションかを選ぶことが重要です。
一戸建てが向いている方の特徴
以下のような方に一戸建ては向いています。
●自由に暮らしたい
●子世帯との同居の可能性がある
●のどかなエリアで暮らしたい
一戸建ては管理規約がないため、楽器演奏やペットの飼育、ガーデニングなど、マンションでは難しい趣味を自由に楽しむことができます。
自分好みにリフォームをしたい方にも一戸建てはおすすめです。
また、将来的に子世帯との同居を考えている方には、一戸建てが向いています。
必要に応じて二世帯住宅に建て替えるなど、柔軟に変更を加えることができます。
自然豊かな環境でのびのびと暮らしたい方には、一戸建てが多くある郊外の物件がおすすめです。
静かでのどかなエリアでゆったりとした生活を送ることができるでしょう。
マンションが向いている方の特徴
マンションが向いている方には、以下のような特徴があります。
●利便性の高いエリアで暮らしたい
●掃除や維持管理の手間を減らしたい
●セキュリティを重視する
マンションは駅周辺など利便性の高いエリアに建っていることが多いため、華やかなエリアで暮らしたい方や外出のしやすさを重視する方に向いています。
また、足腰が弱っている方や掃除の手間を減らしたい方、定期的なメンテナンスが負担になる方には、マンションがおすすめです。
共用部分の掃除やメンテナンスは管理会社がおこなうため、入居者の負担が軽減されます。
侵入窃盗のリスクをできる限り抑えたい方にもマンションがおすすめです。
多くのマンションにはオートロックや防犯カメラが設置されており、管理人が常駐している物件もあるため、安心して暮らすことができるでしょう。
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まとめ
老後に一戸建てに住むメリットは、資産性や自由に暮らせる点です。
一方、マンションは利便性が良く、掃除やメンテナンスが楽な点がメリットです。
一戸建てに向いているのは子世帯との同居を考えている方、マンションに向いているのは利便性やセキュリティ重視の方になります。
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