新築と中古の一戸建てはどちらが人気?需要やメリット・デメリットを解説
一戸建てを購入する際に「新築と中古のどちらにしようか」と迷う方も少なくないでしょう。
不動産は大きな買い物になるため、それぞれのメリットとデメリットを理解し、自身に最適な物件を選びたいものです。
そこで本記事では、新築と中古の一戸建てを比較し、それぞれの需要とメリット・デメリットを解説します。
新築一戸建てや建売住宅の購入を検討中の方は、ぜひお役立てください。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
小倉エリア周辺の売買戸建て一覧へ進む
新築・中古の一戸建ての需要を比較!どちらが人気?
一戸建ての購入者には、注文住宅や新築の建売住宅を選ぶ方もいれば、中古の一戸建てを検討する方もいます。
まずは、一戸建て購入者のデータを基に、新築と中古の需要の割合を解説しましょう。
統計から見る需要の変化
新築と中古の需要を比較する場合、不動産流通経営協会の公表するデータが参考になります。
2023年2月に公表された推計によると、2021年の国内中古住宅の流通量は暫定で61万485件で、前年度に比べて約4万2,000件の増加が見られました。
一方、新設住宅の着工総数は暫定で85万6,484件で、前年度より約4万1,000件増加しています。
2020年は中古住宅の流通数と新設住宅の着工数が過去数年間に比べて減少していましたが、2021年には回復傾向にあります。
需要データのポイントは、新築神話の変化です。
かつては新築住宅を好む傾向が強かった日本ですが、2021年のデータによると、新築と中古住宅の流通のうち、中古住宅の割合は41.6%と、過去10年で増加しています。
2012年における中古住宅の割合は34.9%のため、この数字の上昇は中古住宅市場の拡大を示しています。
このように、新築・中古の需要の変化を見ると、日本における新築住宅への好みが変化していることがわかるでしょう。
需要が変化している背景
中古住宅の流通が増えている背景には、少子高齢化や核家族化の進行による空き家問題があります。
政府はこの問題に対処するため、一戸建て住宅のインスペクション推奨やリフォーム支援制度などの施策を実施しています。
また、リフォームやリノベーションへの関心が高まり、中古一戸建てを購入し、自分の好みに合わせてカスタマイズする選択をする方も少なくありません。
これらの動向が中古住宅への抵抗感を減少させ、不動産市場における中古一戸建ての流通数の増加を促していると考えられます。
▼この記事も読まれています
注文住宅の特徴とは?購入のメリット・デメリットもご紹介
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
小倉エリア周辺の売買戸建て一覧へ進む
新築一戸建てと中古一戸建てのメリットを比較!
一戸建てを購入する際、新築住宅と中古住宅には、どのようなメリットがあるのでしょうか。
それぞれのメリットは、以下のとおりです。
新築一戸建てのメリット
新築一戸建ての購入には次のようなメリットがあります。
●最新設備の完備
●リフォーム費用が不要
●税金の優遇措置
新築一戸建てには、省エネルギー型の最新設備が備わっているため、ランニングコストを抑えつつ快適に生活できます。
また、新築一戸建ては、建物や設備が新品のため、初期のリフォームや修繕が不要で、追加費用がかかりません。
さらに、新築一戸建ての購入者は、住宅ローン減税や固定資産税の軽減といった税制優遇措置を受けることができます。
これにより、長期的なコスト削減が期待できます。
これらのメリットを踏まえ、新築一戸建てが提供する価値とコスト効率を総合的に評価することが重要です。
中古一戸建てのメリット
中古一戸建てを購入する際には、以下のようなメリットがあります。
●コストパフォーマンスの高さ
●実際の物件の確認が可能
●選択肢の豊富さ
中古の一戸建ては新築に比べて価格が低いため、同じ予算でより広い物件を選ぶことが可能です。
そのため、購入者は予算内で最適な選択ができます。
また、中古の一戸建ては、内覧が可能なため、間取りや日当たり、風通しの良さなど、実際の生活環境を事前に体感できます。
周辺環境やどんな方が近くに住んでいるのか、そのエリアにおける実際の住み心地を売主に聞くことも可能です。
それにより、実際の生活をイメージしながら購入決定をおこなうことができます。
さらに、中古住宅市場では物件数が多く、希望するエリアや条件に合った物件を見つけやすいメリットがあります。
これらの点を踏まえると、中古の一戸建てはコスト面でも柔軟性でも新築住宅に比べて優れた選択肢といえるでしょう。
とくに、予算内で最適な物件を求めている購入者にとって、中古の一戸建ては魅力的です。
▼この記事も読まれています
不動産購入時の重要事項説明!チェックポイントや注意事項を解説
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
小倉エリア周辺の売買戸建て一覧へ進む
新築一戸建てと中古一戸建てのデメリットを比較!
新築一戸建てと中古一戸建ての購入を検討する際には、それぞれのメリットだけでなく、注意すべきデメリットも理解することが重要です。
新築および中古一戸建ての主なデメリットは、以下のとおりです。
新築一戸建てのデメリット
一戸建てを購入する際は、新築に憧れる方が多いですが、以下のようなデメリットがあります。
●価格が高い
●内覧ができないことがある
●立地選びが難しい
新築一戸建ては、中古一戸建てと比較して価格が高い傾向にあります。
最新設備や未使用の状態が反映された価格となるため、同等の中古物件に比べて高額になるのです。
とくに注文住宅の場合、カスタマイズの度合いが高まるほど価格も上昇します。
中古一戸建てと比べて、内覧ができない場合がある点もデメリットです。
すでに完成している建売住宅であれば内覧が可能ですが、注文住宅の場合は完成前に物件を実際に確認することができません。
そのため、完成した住宅が想像していたイメージと異なる場合もあります。
希望の立地での物件選びの難しさもデメリットの1つです。
とくに注文住宅の場合、利用可能な土地が限られるため、中古住宅に比べて希望の立地で物件を見つけにくいことがあります。
これらのデメリットを理解し、自身のライフスタイルや予算に合った住宅選びをおこなうことが、満足のいく住宅購入につながります。
中古一戸建てのデメリット
中古一戸建てを購入する際のデメリットについて、以下の点を把握しておくことが重要です。
●リフォーム費用の発生
●税金の優遇措置が少ない
●建物の構造上の不安
中古の一戸建ては、築年数に応じて建物や設備が劣化していることが多く、外壁のひび割れや壁紙の破れなど、修繕が必要な箇所が存在する可能性があります。
また、古い設備を最新のものに交換する必要がある場合もあり、これらのリフォームには追加の費用が発生します。
また、中古の一戸建ては新築住宅に比べて、住宅ローン控除や固定資産税の軽減といった税金の優遇措置を受けにくいです。
これにより、長期的なコストが増加する可能性があります。
中古住宅の購入には、仲介手数料などの諸費用がかかることも考慮が必要です。
さらに、築年数の古い一戸建ては現行の耐震基準を満たしていない可能性があり、構造的な安全性に不安が残ることもデメリットの1つです。
これらの点を考慮し、中古の一戸建ての購入を検討する際には、将来的なコストや安全性を総合的に評価することが求められます。
一戸建ての購入は人生の大きな決断の1つであるため、優先順位を明確にし、長期的な視点で慎重に判断しましょう。
▼この記事も読まれています
リノベーションと新築はどちらがおすすめ?メリット・デメリットをご紹介
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
小倉エリア周辺の売買戸建て一覧へ進む
まとめ
日本は新築を好む方が多いですが、近年は中古の一戸建ての需要も伸びています。
新築一戸建ては最新設備が完備され税制優遇が多く、中古の一戸建ては価格が安くて物件の選択肢が豊富にある点がメリットです。
一方、新築は価格が高くて立地選びが難しく、中古の一戸建てはリフォーム費用や税金の優遇措置が少ない点がデメリットです。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
小倉エリア周辺の売買戸建て一覧へ進む