目次
家を建てる際に、平屋が良いのか2階建てが良いのか悩む方も多いのではないでしょうか。
平屋も2階建てもそれぞれにメリットやデメリットが存在するため、どのような世帯がどちらに向いているかなど特徴を把握しておくとよいでしょう。
そこで、平屋と2階建てそれぞれのメリット・デメリット、向いている世帯の特徴について解説します。
これから一戸建ての購入をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
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家を建てるなら平屋と2階建てはどちらが良い?平屋のメリット・デメリット
平屋とは、2階がない1階建ての建物のことで、古くからある住宅の形として知られています。
しかし、近年は平屋を建てる方が増えており、世代に関係なく平屋の良さが再認識されつつあるのです。
ここではまずは、平屋のメリットとデメリットを解説します。
平屋のメリット
平屋で建てるメリットは、以下のように3つあります。
●生活動線がシンプル
●地震に強い
●年齢を重ねても安心して住める
平屋は、上下階の行き来がないため、無駄な移動がなく生活動線がシンプルといったメリットがあります。
このような特徴から家事も効率アップするため、朝の忙しい時間帯でもスムーズに動けるでしょう。
また、平屋は地震に強い点もメリットの1つです。
建物は高さが高いほど揺れやすく、実際に2016年の熊本地震では木造2階建ての家が2階の重みに耐えれず倒壊したケースもありました。
一方で、平屋であれば、高さも控えめで上階もないため、地震が起きても揺れにくく安全に暮らせる可能性が高いでしょう。
さらに、平屋は年齢を重ねても安心して住める点もメリットとして挙げられます。
2階建てであれば、高齢になった際に上り下りがつらく感じることが多くなります。
また、階段による転倒や転落といったリスクも出てくるでしょう。
その点平屋であれば、階段の上り下りがないため年齢を重ねても安心して暮らせることができます。
平屋のデメリット
一方で平屋で建てるデメリットは、以下のように3つあります。
●広い土地が必要
●坪単価が高くなりやすい
●日当たりや風通しが悪くなることもある
平屋で建てようと思うと、ある程度の広い土地が必要になってきます。
2階建てであれば、1階と2階に部屋が分けられるため、限られた土地でも建てることが可能です。
しかし、平屋の場合は1階に希望する部屋を取り入れる必要があるため、土地に余裕がなければ難しいでしょう。
また、2階建てと比べて坪単価が高くなるといったデメリットもあります。
平屋は延床面積のわりに基礎部分の面積が大きいです。
そのため、基礎工事をする際に2階建てよりも割高になる傾向にあります。
そのほかにも、2階建ての家に囲まれると、日当たりや風通しが悪くなる点もデメリットといえるでしょう。
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家を建てるなら平屋と2階建てはどちらが良い?2階建てのメリット・デメリット
続いて、2階建てのメリットとデメリットを見ていきましょう。
2階建てのメリット
2階建てで建てるメリットは、以下のように3つあります。
●プライベート空間を確保しやすい
●建築コストを抑えられる
●土地が狭くても生活スペースをつくれる
2階建てのメリットは、プライベート空間を確保しやすいことが挙げられます。
1階にみんなが集まるリビングを設置し、2階はそれぞれのプライベート空間とわけることができます。
そのため、2階にいれば1階の生活音もほとんど気にならないでしょう。
階層を分けることで、それぞれのプライバシーをしっかりと確保することができます。
また、平屋よりも2階建てのほうが建築費が抑えられるメリットもあります。
2階建ては、基礎部分や屋根が少ない分、建築コストが安いからです。
そのほかにも、土地が狭くても生活スペースを作りやすい点もメリットといえるでしょう。
2階建てであれば、縦の空間を利用できるため、広い土地でなくても建設できます。
2階建てのデメリット
2階建てで建てるデメリットは、以下のように3つあります。
●将来的に階段の上り下りが苦になる
●光熱費がかかりやすい
●外壁メンテナンス費用が高い
2階建てのデメリットは、将来年をとった際に上り下りすることが苦になることです。
生活のなかで必ず上下の移動が発生してしまいます。
また、高齢に限らず小さな子どもがいる場合でも、危険を伴う恐れがあるでしょう。
さらに、2階建ての場合は、吹き抜けやリビング階段となっているケースが多いため、光熱費がかさむというデメリットもあります。
暖房をつけても空気が上へ上へと移動するため、1階が寒くなりがちです。
また、反対に夏は2階が暑いため、各部屋でエアコンを使うと、電気代が高額になってしまう可能性があります。
そのほかにも、外壁の面積が広いためメンテナンス費用が割高になる点もデメリットです。
2階部分は足場を組まなければ作業できないため、その費用も準備しておく必要が出てきます。
メンテナンスのタイミングが平屋と同じでも、2階建てのほうがコストがかかる点に注意しましょう。
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家を建てるなら平屋と2階建てはどちらが良い?向いている世帯の特徴
平屋と2階建てのどちらで建てるかは、世帯構成などによって快適に過ごせるかが異なってきます。
ここからは、平屋、2階建てが向いている世帯の特徴を解説します。
平屋が向いている世帯の特徴
平屋が向いている世帯は、小さな子どもや高齢者がいるなど、安全面や生活のしやすさを重視する世帯です。
前述したように、階段の上り下りは転倒リスクや転落するリスクを伴うため、安全面が心配されます。
また、高齢者になると上下階段は負担になり生活がしにくくなってしまうでしょう。
そのため子どもや高齢者がいる場合は、平屋が向いているといえます。
また、家族とのコミュニケーションを重視したい方にも平屋が向いているといえるでしょう。
2階であれば階層が分かれているため、コミュニケーションが取りづらくなる可能性があります。
リビングに階段がなければ、帰宅したことに気づかないといったケースもあるでしょう。
平屋であれば目が届きやすく、家族の会話も多くなりやすいです。
2階建てが向いている世帯
一方で、2階建てが向いている世帯は、家族の人数が多く部屋数を確保したい世帯です。
とくに4人家族以上の場合は、2階建てのほうが間取りの自由度が高くなるでしょう。
また、将来的に二世帯化を考えている場合も、2階建てのほうがリフォームやリノベーションしやすいためおすすめです。
そのほかにも、小さい土地や複雑な形の土地に家を建てたい場合にも2階建てが向いているといえるでしょう。
都市部など利便性の良い市街地に家を建てるなら、面積効率が良い2階建てで建てるほうが建築コストを抑えることができます。
迷ったら平屋風2階建てもおすすめ
平屋と2階建てを迷っている場合は、中間的な特徴をもつ「平屋風2階建て」もおすすめです。
平屋風2階建てとは、主な間取りは1階に配置し、2階部分で床面積を増やし配置する方法で、1.5階建てと呼ばれることもあります。
人数が多く平屋を希望している世帯でも、平屋風2階建てであれば部屋数を確保できる可能性があるでしょう。
生活動線も良く、老後も安心して暮らしやすいといった特徴があります。
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まとめ
平屋と2階建てのどちらかで迷った際は、建築コストや将来どのような世帯で暮らすかなどを考慮して決めることが大切です。
どちらもメリット・デメリットがあるため、一概にどちらが良いとは言い切れません。
そのため、老後の暮らし方や重視すべきポイントを絞ったうえで計画するようにしましょう。
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